10月16日

小屋の前で一休みして宿泊の受付を済ませた。荷物を持ってベッドルームへ行くと先客が３人いた。
浜松からの男性と掛川からのご夫婦だった。「私も静岡県です」と自己紹介して四方山話をした。
小屋番に「談話室が暖かいよ」と教えてもらい、夕食までの間親しく話しをしていただいた。

夕食はバイキング、３０分間で好きなものを好きなだけ食べられる。夕食を取っていると、昼間太陽を
隠していた雲が真っ赤に染まってきた。食事をそこそこに写真を撮りに外へ出て行く人もいたが、
私は食い気。夕焼けを眺めながらお代わりをして食べた。食べた後の食器は自分で片付けたが、
バイキングでは残飯がほとんど出ない。盛り付けの人手も要らず合理的な方法だと思った。
食事が済むと後は寝るだけ、布団へ入って横になっているといつの間にか眠ってしまった。

もう朝かと眼を覚まし、時計を見ると何とまだ20:30。周りを見ると他の人は眠っている。窓から
外を見ると満天の星。小田原へ住む息子夫婦が「家へ帰ると星の数が違う」と言っていたが、
更にその数倍の数の星が見えていた。こんな綺麗な星空を眺めるのは何年振りだろう、いや
何十年振りだ。この星を見ただけでもここへ来た甲斐があった。

少し暑かったので寝袋型の布団から出て薄い掛け布団一枚になった。明日の朝食は5:30から、
もう一眠りしよう。

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