5月24日 針の木雪渓と間違えて大沢
![]() |
コースタイム 5/23 22:00自宅出発=5/24 1:30扇沢=仮眠=5:30起床=6:30出発=8:00大沢分岐= 10:30下の写真ピーク=11:00滑走開始=11:10大沢分岐=11:20昼食12:00=12:30扇沢駐車場= 13:00薬師の湯14:00=八面俵屋=竹風堂=18:00自宅帰着 月曜日が久々に空くので天気図とにらめっこっしていた。午前中は晴れマーク、過日行けなかった 針の木雪渓に行こうと22:00になって雨の中を出掛けた。途中、コンビニで朝食と昼食、2食分を買い こみ扇沢へ行った。車中で仮眠し4:30に寒くて目が開いた。エンジンをかけて暖房してもう一眠り、 5:30起床、荷作りをした。私はアルペン用の道具しか持っていないのでスキーブーツはザックの中に 入れた。スキー板も付けるとかなり重い。 駐車場には私以外2組の人達がいた。一人の人は雄山を目指し、もう1組の家族は室堂までだ そうだ。平日のせいかその場に針の木へ行く人はいなかった。6:30歩き始めた。いつまで経っても 大沢小屋が見えないので、おかしいと思いながらも進んでしまった。とにかく左へ曲がることだけ を考えながらあるいた。2時間半くらい歩いた所で間違えた事を確信、地図で確かめた。大沢に、 しかも東側の沢に入ってしまった事を知った。しかし、引き返して針の木雪渓を登り直す体力も気力 もなかった。登れる所まで登ってそこから滑ろうと思った。次第に斜度がきつくなり立ち止まって 休む回数が増えていった。アイゼンの爪の間に雪がくっつきスリップしそうになる。転んだら止まら ないだろう位の傾斜になった。雪渓はだんだん狭くなりその先は切り立った岩場だ。何処か稜線まで 出られそうな場所はないか探したが、斜度が緩い所は藪こぎをしなければならない。もう一度、地図 を見ると稜線に出ても登山道はない。 |
そこで稜線に出る事は諦めた。針の木の方が見える所はないか、登れそうなピークを探した。右の 写真のピークへ登ると鹿島槍、五竜、唐松が見えた。下を見ると右になければならない大沢小屋が 左側に見えた。稜線へ出られれば立山、剣も見えただろう、それが心残り。何枚かの写真を撮り下る ことにした。右の写真の雪上の赤線部、100mくらいは一度転んだら止まらないだろうと思われる 斜度の所、万一の事を考え歩いて下る。 スキー靴を履いてスキー板を付けると荷はぐっと軽くなった。雪の上はあちらこちらに土石や枯れ木 が散乱して余りスピードは出せないが、久しぶりのスキーで気分が良い。登る時は4時間かかった 斜面も下りは10分。あっという間のスキーだったが十分滑った気がした。堰堤の上で、滑って来た 斜面を振り返りながら昼食を取った。地図を開いて磁石を置いてみた。行く時にもっと注意深く行動 すれば良かったと思う。今回、せっかく天気の良い時に来れたのに立山、剣が見られなかった事が 残念。赤石沢から滑って来た人と会って、その事を話したら「来年また来なさいという事ですね」と 言われた。来年は扇沢まで雪がつながっている時期がいいなあ。 時間が早かったので薬師の湯へ寄った。5月から入浴料が100円値上げ、600円になっていた。風呂 場で会った人にこの近くで旨い蕎麦屋はないか聞いてみた。穂高町の八面俵屋がお奨めと言うので 場所を聞いて行った。わさびの産地なので”わさび入り冷やし蕎麦”を食べた。茹でた蕎麦に スパゲッティのように油をまわしてあった。それを丼に盛り刻み海苔とわさびの茎の輪切りを乗せて ある。それにつゆをかけて食べるものだった。蕎麦に油を回す事で蕎麦をこってりさせ、わさびの茎 の辛みがアクセントになった。初めて食べた蕎麦だ。その後竹風堂でデザートを食べ高速道路に 乗って18:00帰宅。 写真 |
![]() |