甲斐駒ケ岳

30数年前、北沢峠から広河原まで歩いた事があった。当時、
スーパー林道はまだ工事中、自然保護運動の高まりから
山梨県側は工事を中断していたが長野県側の工事音は山に
こだまして仙丈山頂にまで届いていた。山を崩して道路を作り、
山を崩した土砂はそのまま谷に捨ててあった。私の記憶が不確か
かも知れないが、原生林の根元は真新しく捨てられた土砂で
埋まっていた。そこにあった環境庁の「自然を大切にしよう」という看板に
強い違和感を覚えた。多分枯れてしまったのだろう、現在は道路の
下に原生林はない。土砂の崩落を防ぐため増やしたというフジアザミ
は野呂川、北沢に似合うとは思えない。