白馬47スキー
山とスキー

2021年3月30〜31日

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毎年楽しみにしている孫とのスキー、昨年はCovid-19で行けなかった。
今年は上の子が高校に合格、日帰りでもと思っていたが、春休みに
滑ろうとすると、それなりに遠くまで行かないと雪がない。調べると北
向き斜面にある白馬47スキー場は雪が下まで繋がっていて全コース
滑走可能との事。一昨年満室で取れなかった白馬ハイランドホテルも
今年はコロナの影響か、空きがあって前日に予約。
4:30起床したがモタモタして出発したのは5:30近く、昨夜の夜更かしが
祟って運転中に眠くなって困った。何回もSA・PAで休憩を取りながら
ホテルへ。


ホテルでリフトとレンタルスキーの引き換え券を貰ってからスキー場へ、
今年高校生になる子の靴のサイズは28cm、身長も足のサイズも私を
越えた。下の子の靴のサイズを聞くと、私の古いスキーが使えたのでは?
と思った。残念、来年は多分履けないだろう。
気温が高いので雪が重い。少しでも標高が高い方が滑り易い、地蔵平まで登った。
私は地蔵平と呼んでいたが、今はアルプス平と名前が変わっていた。一番の高所
にあるリフト終点のすぐ上にあった地蔵の頭という地名は残っている。私が最後に
来たのはいつだったのだろう?
アルプス平からは八方尾根が直ぐ近くに見える。2年前に滑ったスキー場だよと
指差しても孫達はあまり覚えていないようだった。五竜から白馬三山の稜線が
素晴らしくきれい。
昼飯はアルプス平でと思ったが、ちょっと人が多い。「一度下まで滑ろう」と中級コース
を下った。雪は繋がっているが下るに従って雪が重くなる。レストハウスが見える頃には
かなり膝にきてしまった。初級コースに逃げたかったが初級コースは長い。それもまた
負担が大きい。ちょっと滑っては休みちょっと滑っては休みの繰り返し。
ジィジの懐具合を心配してくれるのか、孫達は食事以外の休憩は雪の上が
良いと言う。ペットボトルと少しの菓子を私のリュックに入れて適当な間隔で休む。
昼食は無難な所でカレーを注文したが、このカレーが小麦粉でたっぷり
増量したような物で旨くない。カレーが旨くない店は他の物も全部旨くない
というのが私の店の見分け方。スキー場だから成り立つ商売。
かつて存在した嶺方スキー場にある白馬ハイランドホテル、現在も人気の
ホテルとして営業していると知り、一度行ってみたいと思っていた。新型コロナ
のためか今回泊る事が出来た。期待に違わず部屋・温泉・食事・従業員の
応対が良かった。
ホテルのレストランから白馬三山
食事はバイキング、マスクとビニール製手袋をして料理を取る。席に着いたら
マスクと手袋を外して食事、という手順。種類も豊富で味付けも良かった。
遠見尾根、アルプス平から五竜岳の武田菱の雪形がはっきり見えた。武田信玄公の
御家紋の割菱にそっくりなことから御菱(ごりょう)と呼ばれていたそうだ。それが転化
してごりゅう(五竜)と呼ばれるようになったとの事。
上の子が「回り方を教えて欲しい」と言って来た。今までは楽しく滑って欲しい
との思いから、スピードの出し過ぎ以外はあまり言って来なかった。なので、
取り合えず遠くを見る事、ストックを持つ手の位置を教えた。次に右ターンが
スムーズでないので右足へしっかり乗ること、乗るフォームを修正した。
教えることで1回あたりの滑る距離、滑る時間が短くなって膝の痛みがやや
軽減、体力で孫達に敵わなくなってきているが何とか15時まで3人で一緒に
滑ることが出来た。
15時半にスキー場を後にした。少し早かったが安曇野のデニーズで夕食。デニーズは4/1から新メニューという事で私のお目当てのビーフシチューは
なかった。仕方なくデミソースのオムレツ、また来年も来れると良いねと話した。私の膝がもう少し何とかなると良いのだが…。今シーズンのスキーは
もう御終い。5年前から年一回、春休みに孫達とのスキー、斑尾・乗鞍・白馬乗鞍に行き、昨年は行けなかったが今年は白馬47に行った。孫達との
スキーは理屈抜きに楽しい。成長を続ける孫と徐々に衰退して行く老人と一緒に行動出来る期間は限られる。一年でも長く一緒に滑りたいと思う。右肩
下がりの体力・脚力を少しでも長持ちさせるよう頑張らねば。