二八蕎麦
           

そば粉  400g
地粉    80g
水    240g

1回目の加水。160gの水を加えて、出来るだけ水分が均一になるように混ぜ合わせます。

2回目の加水。自然に固まりが出来て来るまで良く混ぜます。

直径が3cmくらいの玉が出来るよう、水分を調整します。

小さな塊を一つにして表面がつるつるして艶が出るまで捏ねます。(400回程度)

その後、ビニル袋に入れて20分くらい寝かします。

直径30cmくらいになるように手でのします。

こののし板は私の母の嫁入り道具だそうです。

500gの蕎麦をのすのに丁度良い大きさです。

蕎麦は1寸を23に切る、が標準だそうです。

それを目指しています。

 

うどん好きは周りの人とおしゃべりしながら明るく食べる。多少まずくても何でも、楽しく食べて雰囲気で美味しくしてしまう。それに対し蕎麦好きはしかめっ面をして先ず蕎麦だけを喰い、次に付け汁の匂いを嗅いで、おもむろに箸で取り分けた蕎麦の下方3分の1に蕎麦つゆを付け、あまり噛まずにずるずるーと飲み込む。そして徐に一家言。多くの場合はそのそばの何処が不味いかの講釈である。と友人に言われどっきりした。

ざる蕎麦の出来上がり 

自分で打ってみれば蕎麦が分かるだろうし、本当の意味の蕎麦好きになれるかも知れない。そう思って蕎麦打ちを始めて8年目。今だ思うように蕎麦が打てないが他人に食べて貰い「美味しい」と言われるのが嬉しい。

 

私の最初の蕎麦打ちの師匠は母親。山芋入りのポキポキしたそばだった。

それを鶏肉でだしを取った人参入りの付け汁で食べるもので、よく噛むほど蕎麦と山芋の香りが分かるという蕎麦だった。

その蕎麦も好きだったが、ちょっと違うと思い他の蕎麦を食べ歩く。

今、私が打つのは引きぐるみの黒い蕎麦。香りと咽越しを大事にしたいと思っている。

蕎麦は打つ度に違ったものになってしまいます。
次回はもっと上手に打つぞと思いつつ、なかなか納得のできる蕎麦が出来ません。
友人とその家族とでにぎやかにそば